Kenya
Endebess Estate
Natural
ケニア
エンデベス農園
ナチュラル


Endebess Estate
エンデベス農園は、メジャーなケニア山周辺ではなく、ウガンダに近い新しいエリアのリフトバレー北部に位置しています。
ウガンダとケニアの国境にあるエルゴン山の東側斜面、土壌はほとんどが粘土ロームという環境で、水洗式にも適した完熟チェリーを収穫しアフリカンベッドにて丁寧に乾燥しています。
ケニアでは高品質で細部へのこだわりを持つウォッシングステーションが増え、少量の高品質ナチュラルの認知度が確実に上がっていますが、同農園もそのひとつ。
通常ナチュラル商品は通常は収穫終わりの余った果実を使用して作られますが、エンデベス農園では高品質ナチュラルを意図的に創り上げています。
クリーンで、かつしっかりしたナチュラルの風味をお楽しみいただけます。
Prosess
農学士の指導により圃場から精選まで管理されています。
収穫→粗選別→乾燥(アフリカンベッド) ドライミル :脱殻→比重選別→スクリーン選別→電子選別
10月から12月にかけて行われる収穫は、地元の労働力を使ったハンドピックで行われます。
コーヒーチェリーは、赤色が紫色に近づく熟度のピークに収穫されます。収穫後すぐに、傷ついたチェリーや未熟なチェリー、異物がないか手作業で選別されます。
通常ケニアのナチュラル商品は、収穫の終わりに樹上に残ったものや水洗式に不適合であったチェリーを使用して作られるため品質にばらつきがあることが多いのですが、エンデベス農園では意図的に高品質なナチュラル商品を創り上げています。
水洗式にも適した完熟チェリーを収穫し、アフリカンベッドにて丁寧に乾燥させています。
21日から35日間くらいかけてゆっくりと乾燥される間、カビが生えないように1日4回移動させたり、日中の最も暑い時間帯はチェリーを傷めないよう、また夜間は気温が下がり湿度が高くなるので水分の再吸収を防ぐために覆いをするなど、最終工程まで丁寧な作業が徹底されています。


Variety
ケニアのスペシャルティコーヒーで特に有名なのが「SL28」と「SL34」という品種です。
根が深いためケニア全土の乾燥した環境と相性が良く高品質ですが、サビ病に弱いという弱点があります。
サビ病への耐性が強い品種を生み出すため研究が重ねられ、1985年にケニア・コーヒー研究所(CRI)が発表したのが「ルイル-11」です。
ルイル-11はサビ病には強いのですが、根が浅いため乾燥に弱く肥料を多く必要とするなどの弱点があり、買い手からの評価もあまり高くありませんでした。
そこで、SL品種にルイル-11を接ぎ木することで、両方の長所を生かすなどの取り組みが重ねられてきました。
2010 年にコーヒー研究所(CRI)が導入した比較的新しい品種である「バティアン」は複数のサビ病に耐性をもちます。
この品種は早生であるという利点もあり、わずか2年で実をつけ始めます。植生構造などの課題もありますが、品質は確実に向上しており人気が高まっています。
ケニアのほとんどの農場は規模が小さすぎて品種ごとにロットを分けることが難しく、単一農園・小規模農家グループともに、SL、ルイル-11、バティアンがブレンドされることが多くなっています。
Note
ベリーやさくらんぼのようなジューシーさと
ドライフルーツや赤ワインのような芳醇な風味が楽しめます
ナチュラル特有の滑らかなコクとビターチョコレートのような甘み、
軽やかさのあるすっきりした後味も特徴です
