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こどものための漆塗カトラリー

  • 執筆者の写真: 159 NIJIYA
    159 NIJIYA
  • 2020年10月5日
  • 読了時間: 3分



お気に入りの漆塗りアイテム

NIJIYA coffeeに足を運んでくださった方の中には、

当店で漆塗りのドリッパーを使用しているのをご覧になった方もいらっしゃるかと思います。



漆は抗菌性があり、見た目にも華やかでお客様からの評判も良いので

今や、NIJIYAにとってなくてはならないアイテム。


川村庚堂漆器店の川村 将(かわむら まさし)さんに依頼して塗っていただいたもので、

実際に毎日使用しています。


川村さんとは、夫が過去に仕事で知り合って以来のおつきあいなのですが、

私たちが堆朱にはまるきっかけになった方でもあるので

少しご紹介したいと思います。



過去に、村上木彫堆朱のイベントなどでいろんなお店の作品を拝見した時に

個人的に「これ、好きだな」と思ったのが川村庚堂さんの作品で。



レトロな椿のお皿だったり、

綺麗なブルーと白い鳥のコントラストだったり、

ちょっと今まで私が知っていた村上木彫堆朱とは違うぞ、と

衝撃を受けたのを覚えています。



2代目庚堂を継承されているお父様の作家プロフィールには、

「伝統的工芸品であるいわゆる”村上木彫堆朱”だけでなく、

デザイン性のある図柄・色漆を用いた現代的作品を多く手がけている」(※)

とあるように、

これまでの堆朱の工芸品というイメージにとらわれない

オリジナルの攻めた作品が多い印象があります。


魅力的な塗料

漆は菌の抑制作用があることが立証されていて、

極めて安全性が高いことでも知られています。

化学塗料とは違う100%天然素材なので、

時間の経過とともに色味がどんどん変化し、

使い込むほどに味が出る、本当におもしろい素材。


特に、夫は「村上と漆文化」について川村さんから直接お話を聞く機会が多くあって、

その度に魅了されていた様子。。



村上木彫堆朱、うちの実家ではお椀などありましたが、なにせ高価なお品。

家族が普段使いするモノではなく、お客様用に年に数回登場するだけで、

正直私は使用した記憶がないかも…。

(あくまで、うちの実家の話です。)



でも、せっかくこんな自慢できる地元の伝統工芸品があるのに、

それを使わずに育つのも寂しいですよね。


川村さんとのお話から、

漆が実はブルーやピンクなどカラーバリエーションが豊富(無限?)なことや、

プラやメラミン素材とも相性が良いことを知り、

オリジナルの漆塗りカトラリーを作れないか、検討してきました。

しかも、こども用。


そして、今回ついに完成。


毎日気軽に使用でき、使うたびに愛着がわくようなカトラリーを商品化し、

まずはギフト用として販売することになりました。





愛着のあるモノと、かけがえのない時間を

うちも小さな子供が二人います。


毎日は当たり前のように過ぎていくようで、

気付いたら

「もうこんなこともできるようになってる!」

と短い間での成長に驚く日々。


どの瞬間も見逃せない、貴重でかけがえのない時間の積み重ねなのだと感じています。


捨てることの方が難しいほど「モノ」に溢れ、

代わりなんていくらでもある今だからこそ、

一瞬一瞬を大切に生きていることを実感するためのアイテムもまた、

ありなのではないかと思っています。


でも何より、

単純に、

せっかく地元にこんな素晴らしい文化が残っているのだから

子どものうちから慣れ親しんだ方が楽しいよね。

の発想です。


よかったら、覗いてみてください。


※引用:川村庚堂漆器店ホームページより


 
 
 

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