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フェアトレード・チョコレートの取り扱いを始めます


イベント延期のお知らせ


SNS等でお知らせしていますが、市内でも感染症拡大の懸念があることから1/31に開催を予定していたコーヒー試飲会を延期することにしました。

状況が落ち着いて開催日が決まりましたら、またお知らせしますね。


そのイベントでコーヒーと一緒にお出しする予定だった「People Tree」のチョコレートについて、今回ご紹介します。




People Treeとは


有名なブランドなのでご存じの方も多いのではと思いますが、People Tree(ピープルツリー)はフェアトレードカンパニー株式会社のフェアトレード専門ブランドです。

フェアトレード・ファッションの世界的パイオニアであり、エシカルで地球環境にやさしく、サステナブル(持続的可能)なファッションを、約30年に渡ってつくり続けています。

[ 引用: People Tree 「ピープルツリーについて」より ]



エシカル消費については最近よく耳にしますし、SDGsの認知度とともに多くの方々のお買い物の意識が変わり始めているように思います。


コーヒーの関していえば、これだけ世界中で需要があるにも関わらず、生産地から遠く離れた国際市場で決定し乱高下する価格に左右されて、安定的に十分な利益を得ることが難しい生産者の現実がありました。


また、衣類でいえば2013年にバングラデシュで起きた衣料品工場の崩落事故。

1100人以上という多大な犠牲者を出したこの事故は、ヨーロッパの複数の大手ファッションメーカーが生産しており、以前からその安全管理が問題視されていたそうです。


People Treeでは、途上国の生産者たちが、コミュニティの環境を守りながら持続的な 生産ができるように5つの独自の「環境ポリシー(Eco Policy)」を定め、生産パートナー(多くは女性)がなるべく家族と一緒に、無理なく仕事ができる環境を整えています。


フェアトレード商品の衣類などは「デザインがいまいち」というイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、こちらの商品はスタッフがデザインしていてトレンドを押さえた、買い手がきちんと「欲しい」と思えるものであることもポイント。

現地の伝統手法である手仕事をリスペクトしながら、買い手市場を意識したマーケティングを行い、それが多くの人に受け入れられて成功しているのだと思います。


製品の個包装は、本当は生分解可能な袋を使用したいけど、日本やイギリスではまだほとんと流通しておらず、現段階では生産者たちが入手できる中で最も環境にやさしい梱包資材であるポリプロピレンを使用していることなども正直に公開しています。

理想を持ちつつ今できる最大を実践し、利益を上げながら持続可能な社会に向けて実例を作っているのだということが伝わってきます。






フェアトレード・チョコレート

フェアトレードとは直訳すると「公平・公正な貿易」。つまり、開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「貿易のしくみ」をいいます。

[引用:フェアトレードジャパン https://www.fairtrade-jp.org/about_fairtrade/course.php



色鉛筆風のカラフルで温かいイラストのパッケージに、まず目を奪われるピープルツリーのフェアトレード・チョコ。

社会性のある商品に贈られる賞『ソーシャルプロダクツ・アワード2017』で「国際部門 大賞」を受賞しています。

日本のフェアトレード・チョコの先駆けであり、長年の販売実績による実質的な支援へのつながっていることなどが高く評価されています。


スイスの小さな工場で作られているこちらのチョコレートはファンが多く、また温度管理が難しいため期間限定で販売されていることもあって、入荷しようとしてもすぐ売り切れてしまいます。


やっぱり1番の魅力は「美味しい」ということ。

・ベースとなるカカオ、黒糖、粗糖は有機原材料だけを使用

・デザイン性の高いパッケージ、さらに高級チョコに負けないおいしさ

など特徴があげられていますが、持続可能な商品というのは、倫理性だけでなく商品として魅力があることが重要であることがよくわかります。


その他、

・パッケージのカカオポイントで生産者にカカオ苗木を贈ることができる

・廃棄ロス「ゼロ」への取り組み

など、随所に環境や生産者への配慮がみられて、もちろん共感するし応援したくなるし、個人的にとても勉強になるなぁとも思います。


“手仕事”は味わい深い製品を生むだけでなく、経済的・社会的に不利な立場にある人びとに、 それぞれの能力を充分に活かせる仕事をもたらし、収入を得る機会をつくります。
そして、こうした人びとが資本・ハイテクノロジーが支配する大量生産のシステムにのみこまれることなく、国際貿易に参加し、自立を図ることにつながるのです。
これが「フェアトレード」です。”

[ 引用:People Tree「ピープルツリーのフェアトレード」より]




コーヒーとの相性も良いチョコレート。

NIJIYAでも今年から取り扱い始めますが、うかうかしてたら今期販売終了のお知らせが。。。

当店で入荷できたのは少量なので、出会ったらラッキーかもです。


NIJIYAでは、現在取り扱っているインドネシアのワハナ農園・ロングベリー(無農薬、化学肥料不使用)と、ウシさんのイラストの缶入りチョコレートをバレンタインギフト用に数量限定で販売する予定です。


ギフト商品について、詳細はまた後でお知らせしますね。



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