皮膚から体に有害な成分を吸収し、しかも体外へ排出することが難しい経皮毒の問題。
(こちらでも取り上げています。)
口から入る毒よりも、危機感を感じる人は少ないのではないでしょうか?
無自覚のうちにカラダの不調へと繋がっているケースも危惧されることから、
大人よりもデリケートで柔らかい皮膚の赤ちゃん。
しかもお尻の辺りは吸収率が高いため、毎日使うおしりふきも心配。。
その成分を調べてみました。
まず、うちで使用していた「パラベン、アルコール、香料、PGフリー」「99.9%純水でできた、限りなく水に近い」と謳われているおしりふき。
(薬局や○松屋で普通に売っている、あれです。)
みるからに安全そう…と、イメージだけで、その成分を詳しく調べることなく使用していました。
水以外の成分を、可能な範囲で調べてみると…
●ベンザルコニウムクロリド(殺菌・防腐)
「粘膜に使用されることがない化粧品のうち洗い流さないもの」では0.05g/100gの配合規制があります。
つまり、それは毒性や皮膚刺激性があるから。
安全性を調査するために、国内外問わず信頼性が高いと思われる安全性データシートやレポートをまとめたこちらのサイトによると、
「配合規制の範囲内において、健康な皮膚では皮膚刺激性および眼刺激性はほとんどありませんが、アレルギー性皮膚炎の原因物質であり、皮膚感作物質として海外のリストへも掲載されているため、安全性の低い成分であると考えられます」
とのこと。
●BG(保湿・抗菌)
こちらのサイトによると、
抗菌性原料の強さを比較する検証実験により、BGは他の抗菌剤に比べ抗菌力は高くないことがわかります。
メチルパラベンやエタノールなど、他の刺激強めの抗菌剤と組み合わせて配合することで、刺激の大きい成分の配合を減らす役割が大きいのかなと思いました。
あらゆる実験結果から、BGについて、皮膚刺激性や皮膚感作性は「ほとんどなし」の
結論に至っています。
●ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル(保存)
こちらは、あまり詳しい情報がなく。。
ただ、日本では規制対象になっており、肝臓や免疫機能に悪影響を及ぼす可能性があるということがわかりました。
●ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム(保湿)
ヒアルロン酸自体は無害ですが、水で流れ出てしまう性質があるため、プラスイオンを帯させカオチン化することによって、持続性を高めたものらしいです。
陽イオン界面活性剤、のひとつ。。
実験結果では安全性が確認されているとはいえ、髪の毛ならまだしも、長時間の皮膚への使用については安全とは言い切れないようです。
こちらのサイトによると「毒性が強く、なるべく使用したくない成分」に分類されています。
こんな大事なことに、なんでもっと早く気づかなかったか悔やまれますが…。
本当ごめん、息子。。
とりあえず今後は、コットンに、その都度、水やお湯を含ませてお尻を拭く。
これでいこうと思います。
参考:化粧品成分オンライン
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