今、村上では恒例の町屋の人形さま巡りが開催されて賑わっていますが、
村上市三の丸記念館(おしゃぎり会館、若林邸隣り)では堆朱まつり(3月19日~25日)も開催されています。
今日、息子と一緒に行ってきました。
そしてびっくり。
予想以上に大胆でユニーク、魅力的なデザインの作品が多く並んでいて、
正直、私が知っている昔からある「村上木彫堆朱」のイメージは完全に覆されました。
中でも気に入ったのが、この銘々皿!
レトロ感!かわいい!!
(片町の川村庚堂漆器店さん)
値段はかわいくないですが、、
いつか、手に入れたい逸品です。
他にもこんなステキなぐい飲みも!
(長井町の池野漆工芸さん)
一口に「村上木彫堆朱」といっても、
当たり前ですが、作る職人さんやお店によって全然違う作品で。
ずっとみていても飽きない滑らかな形、繊細な彫り、朱の微妙な色加減、宝石のようなツヤと上品なマット感…
木地師さん、彫師さん、塗師さんら複数の職人の手で、26以上の工程を経てひとつの作品が完成するのだから、
きっとひとつひとつにストーリーがあって、まるで命が宿っているかのよう。
デザインも多様で、繊細、ときに大胆でユニークな職人さんたちの人柄が垣間見れるような気もします。
そして、堆朱は長く使い込むことで、
その家や空間にどんどん馴染んで、育っていく。
それが楽しい。
個性豊かな作品の数々に
どの地域でも、またどの分野でも「伝統を守る」ってよく使われる言葉ですが、
誰が、どんなやり方でその伝統を受け継ぐのかということは、
いつの時代も難しい課題なんだと思います。
地元では当たり前の存在になっている工芸品ですが、
職人さんが伝統を受け継ぎながら、現代のニーズに合うよう工夫を重ね続けているから
今、こうして触れることができる。
決して当たり前のことじゃないんですよね。
そして、今日の堆朱まつりでは、
藤井漆工さんの新商品「堆朱のコーヒードリップスタンド」のお披露目も!
そのドリッパーを使って、NIJIYAのコーヒーをサービスさせていただきました。
(コーヒーサービスは本日限りです。)
ドリップスタンドは、コーヒーの木がデザインされていているのですが、
内側の目立たないところに彫られているのが、なんともおしゃれ!
堆朱まつりは25日まで開催されています。
入場は無料ですので、ぜひ気軽に足を運んでみてください。
Комментарии