それは、、
日本を代表する頼れるハーブ、よもぎです。
田舎で生まれた私にとっては、そこかしこに生えている見慣れた草、という印象ですが、
よもぎがいかに万能かを知ったのは、大人になってだいぶ経ってから。
実は、特に女性は知っておくべき、ありがたい効能がたくさん期待できる素晴らしいハーブなのです。
さらに、現代はどうしても体が冷える生活になりがち。
若い子達の間でも子宮系の病気が増えているので、早めに日常的に取り入れることをお勧めします。
まずは代表的な効能から。
1、有害物質を除去する
タンニンという成分が、ダイオキシンや残留農薬などを排出する役割を果たします。
花粉症やアレルギー症状をお持ちの方にも良いそう。
2、免疫力を上げる
クロロフィルという成分が、血液を浄化してくれます。
腸内をきれいにして発ガン抑止因子を増加させるので、ウイルスを阻止、体の免疫力をあげてくれます。
3、老化防止・ダイエット
細胞の老化を防ぎ、シミやしわの原因を分解してくれます。
サポニンという成分は、コレステロールや腸内の脂質を分解してくれるのでダイエット効果も期待できます。
4 、血液をサラサラに
シオネールという成分が、血流を良くし、冷えの改善にも一役買ってくれます。
自律神経の乱れも調整してくれるので、生理前の不安定な時にもオススメ。
5、リラックス効果
ビタミンB1・B2・Cが精神系を安定させて、ストレスを軽減してくれます。
安眠効果もありますが、体に蓄積できないので毎日摂る必要があります。
私は、特に「気血水」でいうところの「血」が弱いので、よもぎは最適食材のひとつ。
でも、よもぎの味ってちょっと独特ですよね。
草餅は好きですが、毎日餅食べるのもちょっと…。
よもぎ茶を飲みやすく、さらに栄養価を高める飲み方をご紹介します。
●材料
乾燥させたよもぎ 大さじ2くらい
りんご 1/2個(食べやすくカット)
シナモン 少々(スティックでもOK)
なつめ 2~3個
陳皮 小さじ1弱
デーツ 1~2個
天然塩 少々
酒粕豆乳 大さじ1~2(酒粕に豆乳を注いで冷蔵庫で寝かせたもの)
まずは、よもぎ茶を作ります。
小鍋によもぎを入れ、150~200ccくらいの水を注いで中火、沸騰してから5分くらいで火を止めます。
煮出して茶こしで濾しておきます。
濃さは好みで調整してみてくださいね。
次は、小鍋によもぎと酒粕豆乳以外の材料全て入れ、りんごがひたひたになるくらいまでよもぎ茶を注ぎ、中火にかける。
りんごが好みの柔らかさになるまで煮て、最後に酒粕豆乳を入れて軽く火を通し、完成。
比較的、手に入りやすい漢方食材を取り入れてみました。
デーツやなつめの甘みと陳皮の爽やかさが絶妙で、よもぎの飲みにくさを完全に消し去ってくれます。
もちろん、他のドライフルーツで代用できます。

今回は、リンゴではなくよもぎ茶が主役。
写真はナッツトッピングしてリンゴも一緒に入れちゃってますが、、
陳皮など、気になるようであれば茶こしで濾して、液体をゆっくり味わっていただきます。
よもぎの飲みにくさは全く感じず、トロッとした甘いリンゴ味の、なんか爽やかなやつ。
砂糖や蜂蜜など入れず、カフェインフリーなので子どもにも大丈夫です。
もちろん一緒に食べても良いですが、リンゴは別にして酒粕豆乳やヨーグルトなどかけて食べると、別の味でもう一度楽しめるのでオススメです。
とにかく、飲みやすくして続けることが大事。
ちょっと煮出したりめんどくさいかもしれないですが、美味しいので病みつきになると思います。
参考になれば幸いです。
※よもぎが手に入りにくい方は、こちらで取り寄せできますのでご連絡ください。
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