春は、草木が空に向かってグーンと伸びて成長する季節。
まだ少し寒さが残りますが、徐々に日中の暖かい時間が増え、朝日がのぼる時間も早くなってきて、私はこの時期一番気分が上がります。

東洋医学でおなじみの陰陽五行の考え方では、春は肝の季節。
肝臓という臓器は、解毒や代謝、血液の貯蔵など500もの働きをすると聞いたことがあります。
たとえ化学物質など有害なものを口に入れたとしても、肝臓では解毒・代謝機能により、その90%以上を無毒化するのだそう。
本当にいつもお世話になっている、ありがたい臓器です。
そして、春は寒い時期に溜め込んだ体の中のいらないものを排出するのに最適な季節でもあります。
普段、食品添加物や農薬のついた野菜など、口に入れる食品に気を使う家庭は多いと思いますが、有害物質が体内に吸収される経路はそれだけではありません。
「吸入」といって空気と一緒に吸い込んで肺から吸収したり、「経皮吸収」といって触れたり塗ったりして皮膚から体内に吸収するものもあります。
どちらも、肝臓など代謝臓器を通らずに直接体内に入ってくるうえに、特に経皮吸収は自覚しにくいため、タチが悪い。
皮膚から有害化学物質を吸収されることを「経皮毒」と言いますが、医薬品の世界では常識的なこと。
大人よりも子どもの方が経皮吸収率が高く、母体から胎児への影響ももちろんあります。

社会的にはまだまだ認知度が低いため、ドラッグストアなどで普段私たちが手に入れやすい洗剤や化粧品などの日用品による健康リスクを考える消費者はまだ少ないのではないでしょうか。
よく言われるのが、シャンプーが子宮内膜症の一因になっているという説。
賛否あるようですが、環境ホルモンと疑われる化学物質や、発ガン性・アレルギーの要因となる有害化学物質は分子量が小さく、脂溶性であるため角質層から内部に浸透しやすいことに加え、中でも水と脂質を融合させる効果のある合成界面活性剤は細胞壁を破壊して皮膚のバリア機能を弱めることがわかっています。
頭皮からの吸収率は腕の内側の3.5倍、額は6倍、アゴは13倍、そして陰部は42倍と衝撃的な数字。
どんな製品に、どんな有害化学物質が含まれていて、何がどう悪いのか?
妥協するとしたら、どこまでならOKで、どこからが本当にやばいのか??
そして、本当に使いたい安全は商品はなんなのか???
これは、私自身が実際に試しながら、おいおい紹介していきたいと思います。
春は山菜が美味しい時期。
山菜には体の毒素を排出する素晴らしい効果があるので、デトックス効果を期待して、
感謝の気落ちでいただきたいと思います。
Comments