2019年2月16日(土) NIJIYAのブレンドコーヒーをリニューアル&提供開始します。豆の販売も始めます。
あわせて、このページでは『ブレンドコーヒー』とはどういうものか?について触れてみたいと思います。
ブレンドコーヒーとは?
お店で提供されるコーヒーは大きく分けると、単一の産地・銘柄で提供されるものと、複数の産地・銘柄を混ぜたものの2つがあります。
単一の産地・銘柄で提供されるコーヒー豆をストレートやシングルオリジン、複数銘柄を混ぜたものをブレンドと呼びます。
ブレンドコーヒーは店の看板になることも多く、その店によってこだわりが異なるため、ブレンドを注文すれば、その「お店のこだわり」を楽しめると言ってもいいでしょう。
なぜブレンドするのか?
コーヒー豆をブレンドする理由は、主に2つあります。 1.欠点を補填と原価調整
コモディティコーヒー(一般的なレギュラーコーヒーのこと。一般流通豆で特定の産地などがなく、国名を冠したようなコーヒー)を主に扱うブレンドは、その単一銘柄の欠点を補うことが主な理由です。
その銘柄のみだと、苦過ぎたりコクが足りなかったりと、いまいち物足りない場合に、他の銘柄を混ぜることで、その弱点を穴埋めし、美味しいコーヒーに仕上げます。
良質なコーヒー豆や特定の豆がなかなか手に入らなかった時代は、似たタイプの豆を代替で使って味を維持したり、原価の調整のためにブレンドをしていました。
2.ブレンドのみでしか実現できない風味の追求
良質なプレミアムコーヒーやシングルオリジンなどの品質が高い高級豆を主にブレンドする場合、理由が変わってきます。
数種類の豆を組み合わせることで、単一銘柄では表せない、オリジナリティのある香りや風味を生み出すことができます。ブレンドによって、今までにない新しい味を表現できます。 1の、欠点を補うブレンドが守りとすれば、こちらは攻めのブレンドです。豆の特性を理解し立体的な味を作り出します。ただし、当然ながらそれぞれの豆の特性を理解していなければプラスどころかマイナスな味になってしまいます。
実際やみくもにブレンドすると、面白いほどマズいものが出来上がったりします。味や風味が解け合わず、暴れるんですね。
NIJIYAのブレンドコーヒー
NIJIYAの2019年のブレンドはプレミアムコーヒーやシングルオリジンを組み合わせたNIJIYAのオリジナルブレンドです。
『キューバ・ブレンド』
カリブ海の太陽と風土が生んだ傑作、キューバ産の豆の風味はブルーマウンテンを思わせる上質な酸味と苦味を持っています。このキューバをベースに、厚みのあるボディをもつプレミアムグレードのコロンビアや、シトラスのような爽快感・果実感を持つ、今最もアジアで注目される「ミャンマー・シャン」などをブレンドしました。
コーヒーの時代の変遷を意識した「温故知新」がテーマの一杯。NIJIYAが考えるコーヒーの魅力をこの一杯で楽しんでください。
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