インドネシア
マンデリン ビンタンリマ
ビンタンリマ とは
インドネシア語で「5つ星」を意味します。
マンデリンの中でもスマトラ島北部の限定されたエリアで栽培されたもので、品質的なばらつきが少ないうえ、約40の小農家さんによって収穫され、品質を担保できるもののみに名付けられています。
輸出業者のエカヌサジャヤ社が、ミューシレージのついたウェットパーチメントの状態で集荷し一貫精選します。そのため、収穫から輸出までスピーディーにおこなうことができ、高品質維持につながっています。
品質と風味の比較
マンデリン・ビンタンリマは、通常のマンデリンコーヒーと比較して、より高品質で特別な特徴を持っています。
ビンタンリマは、限定されたエリアで栽培され、樹齢30〜40年(一部70年)の木から収穫されるため、品質のばらつきが少なく、欠点豆も丁寧に取り除かれています。
通常のマンデリンに比べ、ビンタンリマはより濃厚なコクと深みのある味わい、そして個性的な香りと長く続く余韻が特徴です。
また、受注生産に近い形で管理され、収穫から輸出までがスピーディーに行われることで高い品質が維持されています。
ウェットハル精製法
ウェットハル(スマトラ式)は、主にインドネシアのアラビカ種コーヒーで使用される独特の加工方法です。
収穫 → 果肉除去 → 部分乾燥 → 集荷 → 脱穀 → 最終乾燥
この方法の特徴は、パーチメントが完全に乾燥する前に脱穀を行う点です。果肉除去後、ミューシレージ(粘質物)が付いたままのパーチメントコーヒーを水分40~50%まで部分的に乾燥させます。その後、農家から集荷された豆は脱穀機でパーチメントを取り除かれ、生豆の状態で最終的な乾燥が行われます。この独特の過程が、マンデリンコーヒーの特徴的な深緑色の外観とスパイシーでハーブのような風味を生み出します。
Note
トロピカルフルーツのような甘みと深いコク、ほうじ茶のような後味
スパイシーで個性的な風味とアーシーかつ上品な苦味
他のマンデリンを圧倒する洗練された存在感