About

" 世界がぜんたい幸福にならないうちは、個人の幸福はありえない "
ー 宮澤 賢治
Origin
NIJIYAは、レインボーの「虹」が由来です。
カラフルな虹を発見したときの
思わず笑顔になるような幸福感や希望を
もたらす存在でありたい、
という想いがあります。
また、多様性の象徴でもある「虹色」は、
私たちが最も重視する「個性を大切にする」
という価値観につながります。
まずは自分にしかない
ユニークな個性を肯定し、
他者へも同じ気持ちで敬意を払い
関わっていくという在り方を体現する、
そんなコーヒー屋で
ありたいと思っています。

私たちの考える
" ウェルビーイングなコーヒー "
とは
ウェルビーイングとは、一般的に個人が肉体的、精神的、社会的に健康で幸福な状態にあることを示します。
そして、幸せの定義は人それぞれ。
NIJIYA coffeeの考える幸福とは、自らを犠牲にすることなく、ぜんたいの幸福のために自分の個性を活かし才能を発揮すること。
「ぜんたい」とは、所属する小さなコミュニティから
世界まで幅広く捉えています。
それは、一時的な個人の快楽や、他者の物差しによる
承認などではなく、自分の意思で自らが持つ個性や
才能を発揮して利他的に生きることで得られる喜び
のようなもの。
一時的なハッピーではなく、長期的なウェルビーイングを追求することこそが、個人の心の底から湧き上がる
幸福感につながると信じています。
参考:ウェルビーイング / 前野隆司・前野マドカ (日経文庫)
「利他」とは何か / 伊藤亜紗編(集英社新書)
個性とストーリーを味わう
シングルオリジンコーヒーとは、一つの産地、農園、
あるいは地域からの生豆を使用しているコーヒーを
指します。
生産地の気候や土壌などの環境条件によって、
そのコーヒーの味わいが決まります。
NIJIYA coffeeでは、品種や生産者のこだわりによって
異なる風味や味わいを楽しんでいただけるよう
すべての豆をブレンドせずにご提供しています。
「美味しい」の基準は人それぞれですが、Qグレーダー
による客観的評価によって80点以上の高得点を獲得した
スペシャルティコーヒーのみを取り扱うこと、
さらにその豆の個性を最大限引き出せる焙煎度で
仕上げることにこだわっています。
また、取り扱うコーヒー豆はすべて、厳しい農薬検出
検査を経て低温倉庫で保管された安心できる品質です。


漆の魅力を伝える
新潟県村上市は平安時代から漆の産地として広く知られており、現在「村上木彫堆朱」は国の伝統的工芸品の指定を受けています。
漆はもともと優れた抗菌・殺菌効果があり、乾燥するととても硬くなるという性質を持っています。
熱に強く、海に流れ出しても自然に分解されるため、一部ではプラスチックの代替素材として研究・開発が進められています。
私たちはこの「漆」という素材の可能性を広げたいという想いで、村上堆朱伝統工芸士の川村将さん(川村庚堂漆器店)にご協力いただき、オリジナルカラーの漆塗りドリッパーを制作しました。
一つひとつ丁寧に漆塗りが施された温かみのあるドリッパーは独特の質感や見た目の華やかさが印象的で、日常をより丁寧に味わい、慈しむ時間へと導いてくれます。
実際に店内で使用するだけでなく、受注販売も行っています。
ヴィーガンについて
私たちは「プラントベースのミルクを使用する」という
選択を、主に環境保護と(人間の)健康を理由に
していますが、同時に「動物から搾取をしない」という考え方が今後の私たちの食や生活に影響を与え、
見直すきっかけになると考え注目しています。
動物の権利・福祉を尊重し自身のライフスタイルに
反映するヴィーガンの考え方を、多様な価値観の
ひとつと捉えたうえでリスペクトし尊重する立場です。
店主である私自身、過去にヴィーガン料理を研究・実践し、ヴィーガン弁当の製造・販売を行っていました。
これまで全く触れる機会がなかった方に、まずは
「楽しそう」と興味を持っていただけるような、また、
もうすでにヴィーガンとして行動・実践されている方にはご自身の生活の参考にしていただけるようなレシピの
考案にも力を入れています。
多くの方に「脱搾取」の考え方を知っていただき、
自分ができることを考えるきっかけにしていただけたら
幸いです。
(※現在NIJIYA coffee店内でのヴィーガンフードやスイーツの
販売予定はありません。)

ヴィーガン(VEGAN)とは、動物搾取の産物を可能な限り一掃しようとする考え方で、一般的には動物性製品を避けることを選択する人々を指します。
具体的には、肉・乳・卵・蜂蜜などを避け、衣類では絹・皮・毛皮・羊毛などを避け、また動物実験を経た化粧品を避けます。
また、こうした動物搾取を推進する企業や研究に反対する社会運動としての側面もあります。
参考:「動物の権利」運動の正体 / 佐々木正明(PHP新書)
