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1% for the Planet に参加します



今月24日、NIJIYA coffeeは「1% for the Planet」 に参加を申請し、承認を受けましたので、こちらでご報告させていただきます。

今後は、NIJIYA coffeeの売上げの一部を、地球環境保護のために寄付させていただくことになりますので、ここではその経緯について触れたいと思います。



1% for the Planetとは?


「1% for the Planet(1%・フォー・ザ・プラネット)」とは、数千の企業、個人、環境NPOで構成されているグローバルネットワークで、地球環境保護に貢献するビジネスを奨励する非営利団体(NPO)です。



パタゴニアの創設者であるイヴォン・シュイナード氏と、ブルー・リボン・フライズ社の創設者であるクレイグ・マシューズ氏によって、2002年に設立されました。


1% for the Planetに加盟すると年間収益の1%を寄付することで、地球環境の保護に貢献することができます。

現在、アメリカ、カナダ、イギリス、ドイツ、フランス、オランダなどから5,000以上の企業や個人が加盟しており、これまでに2億5,000万ドル以上の寄付金が地球環境保護団体への活動資金に拠出されているそう。

「Patagonia(パタゴニア)」はもちろん、スタイリッシュなドリンクウェアで有名な「Klean Kanteen(クリーンカンティーン)」、ハーブティブランド「Pukka Herbs(パッカ・ハーブス)」など多数の有名企業が加盟しています。


日本でも、ユナイテッドアローズのオリジナルレーベルがこれに賛同し、売上げの1%を寄付しています。



1%はどのように使われるか?


集められた資金は、慎重に精査・承認された環境保護団体に寄付されます。

気候変動や汚染問題の改善、海、湖、土壌、草木などの自然環境の保全、野生動物や生息地の保護、持続可能な食糧生産など、環境保護団体によるさまざまな活動の資金に使われます。



私たちが加盟を決めたきっかけ


今年7月、「プラスチックの海」という海洋汚染をテーマにした映画を観て、同時期に、夫と一緒に近くにある笹川流れでシーカヤック体験をしました。


ガイドの飯山さんから笹川流れの海の特徴をたくさん教えていただいて、改めて自然に恵まれた地域にいることのありがたさを感じることができたのですが、やはり砂浜に流れ着いたたくさんの海洋ごみは気になって。。


この写真は瀬波温泉の海岸です↑



「知る」ことより、「体験する」ことの衝撃はやっぱり大きく、飯山さんのお話と綺麗な海を直に体験したことで、個人的にごみ問題に対する危機感がこれまで以上に大きくなった感覚があります。


その後、興味が膨らんで、海洋汚染について調べてみると、2019年からオランダのNGOが太平洋ごみベルトのプラスチックゴミを回収するプロジェクトを開始していたことを知りました。太平洋ごみベルトの半分を5年以内に除去することを目標に活動しているとのこと。

しかも、創設者は高校生の時にこのアイデアを思いついたというから驚きです。


「プラスチックの海」を観て、正直絶望的な未来しかないような気分になっていたので、このニュース(といっても2〜3年前の記事ですが)には「できるんだ!!!」と救われる想いがしました。


また、今年9月にパタゴニア創設者のイヴォン・シュイナード氏が所有する全株式を環境保全の非営利組織に寄付することが明らかになったというニュースが流れました。

これは、30億ドル(約4,300億円)の財産を放棄することを意味します。


パタゴニアのウェブサイトでは、「イヴォン・シュイナードからの手紙」から彼の想いを知ることができます。


“ 私たちは「株式公開に進む(Going public)」のではなく、「目的に進む(Going purpose)」のです。自然から価値あるものを収奪して投資家の富に変えるのではなく、パタゴニアが生み出す富をすべての富の源を守るために使用します。 ”(patagonia®︎ websiteより)


資本主義の根幹が揺らいでいる今、彼の考えに共感する人はどんどん増えていくのではと予想しています。


そして、彼らが設立当初から継続している取り組みに参加できるのであれば、私たちもめちゃくちゃ微力ですが応援したいと思い、今回1% for the PlanetへのJOINを決めました。


今後はNIJIYA coffeeの商品全てが1% for the Planetへの寄付の対象となり、お客さまも地球環境保護への貢献ができることになります。


なお、これに伴う値上げはありません。

これまでどおり美味しいコーヒーを愉しみながら、希望のある未来のためにできることを一緒に考えていけたら嬉しく思います。


今後とも、NIJIYA coffeeをよろしくお願いいたします。

参考:

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